〔おすすめ図書館〕
ローカーボ関連の書籍を集めました(オーソモレキュラー含む)。中には刊行時期の古いものもありますが、Amazonには古書の扱いもあるので無作為に取り上げてあります。とはいえ、糖質制限というキーワードで検索すると300点以上がヒットし、全部を掲載するのは不可能ですのでご容赦ください。特に、江部康二先生や牧田善二先生は刊行点数が多いため、リンクをたどるなどしていただければと思います。
これらの関連書籍を大きく分けると、
- ①糖尿病患者向け
- ②ダイエット向け
- ③オーソモレキュラー
- ④生活習慣病の予防と治療
- ⑤レシピ集
- ⑥その他の読み物
となります。
このうち、ちょっと特殊といえる③を除けば、基本的な理屈はほぼ同じ。それぞれの著者の考え方(実践するプログラム)が違うだけだと考えていいようです。
これからローカーボを実践するという方は、著者の違う書籍を少なくとも2冊、それぞれ2回以上読んでから始めると、より理解が深まるはずです。
- ◆本当は危ない植物油 奥山治美著(角川oneテーマ21)
-
日本脂質栄養学会の初代会長・奥山先生の著書。食用の油脂が人体に与える影響について、詳細なデータとともに驚きの説が展開されます。日本の少子化の陰には植物性油脂の影響があり、誰もがヘルシーだと思っているオリーブ油には発がん性がありました。
- ◆オリーブオイル・サラダ油は今すぐやめなさい! 奥山治美著(綜合ムック)
- ◆炭水化物が人類を滅ぼす 夏井睦著(光文社新書)
-
自ら糖質制限を実践し、「面白いから」とブログで取り上げて普及に貢献してくれた夏井睦医師。本職は形成外科医で傷治療の専門家なのに、ついに糖質制限の本を出してしまいました。でも、その話は最初の4分の1だけ。残る4分の3では、人類の食と進化の壮大な物語が展開します。したがって、糖質制限入門者には不向きですが、読み物としての楽しさは満点の1冊です。
- ◆一生太らない体をつくる「噛むだけ」ダイエット 渡辺信幸著(東京書店)
-
-
日本人だからこそ「ご飯」を食べるな 肉・卵・チーズが健康長寿をつくる (講談社+α新書 639-1B)
-
「野菜中心」をやめなさい ~肉・卵・チーズのMEC食が健康をつくる
- ◆糖質制限実践マニュアル ダイエット外来の減量ノート 今西康次著(筑摩書房)
-
糖質制限によるダイエットに内容を絞り、見開きワンテーマで読みやすくポイントを押さえた構成になっています。
前半の約60ページが理論編、後半の約30ページがグラフ記入式の実践編。今西先生が外来で実際に使用し、700人の患者さんを減量成功に導いたノートがベースになっていますから、効果のほども実証済みです。
長い文章を読むのが苦手という方でも大丈夫。糖質制限をよく知りたい、これから始めたいという方にも最適です。【著者よりひとこと】
後半の実践編は、毎日体重を測って記入するグラフになっています。私のブログで患者さんの実際のグラフを公開していますので、参考にしてください。皆さん、見事に右肩下がりのラインです。ブログはこちら⇒ http://lowcarbodiet.ti-da.net/
- ◆歯科治療費800万円節約術 ~今すぐできる予防体質獲得プログラム 吉岡秀樹著(Kindle版)
-
これが吉岡先生の信念です。歯科医でありながら、「皆さんが歯医者に行かなくて済むようにするための体質づくり」を訴えるのは、医師である渡辺先生がいつも「医者いらずの体になること」を説いているのと同じです。
きちんと栄養を考え、必要なものだけを取って不要なものを取らないこと。これは歯の健康にも多いに影響し、虫歯や歯周病になるリスクを大幅に下げることにつながります。本書は、そうした考えの集大成。歯医者さんの治療費って、けっこう高いですからね。【著者よりひとこと】
保険診療をしない変わり者(?)の歯医者が、日々どんなことを考えながら診療しているかにフォーカスして書きました。体だけではなく、歯や歯茎の健康も食事に大きく影響されます。Kindle版だけでのリリースですが、スマホやタブレットをお使いの方はKindleアプリをダウンロードすれば読むことができます。
- ◆食事療法のプロに学ぶ健康雑学・31の豆知識~みんな大学健康科学部通信 vol.1 吉岡秀樹著(Kindle版)
-
ブログやSNSを通じて情報発信を続ける吉岡先生が、2012年5月から始めたメルマガの原稿に加筆訂正してまとめた1冊。分子栄養学の話を中心にした内容です。
たとえば、ビタミンBが体内でどのような作用をしているか、不足していればどんな体調不良に陥るリスクがあるのか……など、従来の栄養学の常識では見逃されがちだったポイントが、次々と解き明かされます。【著者よりひとこと】
FacebookやTwitterは、「その瞬間」の一期一会に出会えればいいですが、いったん逃してしまえば二度と読むことができません。そこでメルマガを始めたのですが、そちらでも「バックナンバーが欲しい」との声をいただくようになりました。そこで、メルマガの原稿に加筆訂正をして書籍にまとめたのが本書です。こちらもKindle版ですので、タブレットまたはスマホでお読みください。
- ◆食事療法のプロに学ぶ栄養雑学・33の豆知識~みんな大学・健康科学部通信 vol.2 吉岡秀樹著(Kindle版)
-
- ◆やせたければ脂肪をたくさんとりなさい ジョン・ブリファ著/ 江部康二 監修/夏井 睦 監修/大田直子 翻訳(綜合ムック)
-
- ◆ヒトはなぜ太るのか? そして、どうすればいいか ゲーリー・トーベス著/太田喜義訳(メディカルトリビューン)
-
BMI30以上の肥満である人が国民の30%を超え、先進国中ワーストワンとなってしまったアメリカ(最近メキシコに抜かれましたが……)。さまざまなダイエット法が生まれては消え、新しいものが次々とブームになるのは日本より顕著な傾向にあるようです。
本書の著者ゲーリー・トーベスは、そうした現状に疑問を呈します。「運動とかカロリーがいつも語られるけど、その理屈が正しいなら今頃みんなダイエットに成功しているはずだ」と。
こうも続けます。「肥満率は高所得者層より低所得者層で高い。そして低所得者層は体をよく使う仕事をしていることが多い。この点を見れば、運動しても痩身につながらないことは明白ではないか」。
もちろん、所得の低い人たちが食べるのは、「手っ取り早く栄養が取れる炭水化物」。そして、ジャンクフードと一緒に飲むのは、コーラやシェイクがお決まりです。著者はダイエットや栄養にかかわる古今の論文を読み(100年以上前のものまで!)、その内容を鋭い視線で吟味していきます。残念ながら、翻訳がやや読みにくいのが難点ですが、糖質制限に興味のある方が読んで損することはありません。
- ◆「いつものパン」があなたを殺す デイビッド・パールマター著/ほか(三笠書房)
-
- ◆小麦は食べるな! ウイリアム・デイビス著/白澤卓二 翻訳(日本文芸社)
-
- ◆ジョコビッチの生まれ変わる食事 ノバク・ジョコビッチ著/タカ大丸 翻訳(三五館)
-
- ◆加速する肥満 なぜ太ってはダメなのか ディードリ・バレット著/小野木明恵訳(NTT出版)
-
著者ディードリ・バレットは精神科医。糖質制限からは少し離れますが、進化論と行動医学の側面から、多くの現代人がなぜ肥満になっていったかを解明していきます。
読み進めるうちに、なるほどと思える点がいくつも登場することでしょう。
- ◆江部先生、「糖質制限は危ない」って本当ですか? 江部康二著(洋泉社)
-
- ◆炭水化物の食べすぎで早死にしてはいけません 江部康二著(東洋経済新報社)
-
- ◆主食を抜けば糖尿病は良くなる! 江部康二著(東洋経済新報社)
-
単行本
文庫(文春文庫)
ご存じ、日本に糖質制限を広めた第一人者ともいえる江部康二先生の著書。これが作家デビュー作かと思いきや、本書以前にアレルギー専門の漢方医としての著書が数点あるため、「作家・江部康二」は本著で生まれたわけではありません(←豆知識w)。
食べた糖質は体内でどのように消化・吸収されるのか。健康な人は問題ないが、糖尿病の人などには血糖値の変動が顕著な場合がある。この顕著な変動(グルコーススパイク)さえ抑えれば糖尿病の改善か期待でき、合併症を起こすリスクも減らせる――。これらの明晰な説明には、一瞬のぬかりもありません。
江部先生の本は山ほど出ていますが、原点は本書。理論の根幹となる食事の方法(主食の抜き方)を「プチ」「スタンダード」「スーパー」と分けてわかりやすくした功績も大でしょう。
- ◆主食を抜けば糖尿病は良くなる!〔実践編〕 江部康二著(東洋経済新報社)
-
単行本
文庫(文春文庫)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!』の刊行から3年、さらに進化した理論を練り込んで〔実践編〕として集約した本。
- ◆我ら糖尿人、元気なのは理由がある 江部康二 宮本輝共著
-
作家・宮本輝氏との対談本。糖尿病患者である宮本氏が糖質制限と出会い、病気を克服した様子が切々と語られる。マニュアルではなく、読み物としてどうぞ。
- ◆主食をやめると健康になる 江部康二著(ダイヤモンド社)
-
糖尿病から少し離れて、「健康食としての糖質制限」に重きを置いた本。1400人の患者さんと向き合った江部医師ならではの臨床例も豊富です。
- ◆糖尿病治療のための! 糖質制限食パーフェクトガイド 江部康二著(東洋経済新報社)
-
一般向けに、噛み砕いた語り口調の本ばかり書いていた江部医師が、ついに出した医師向けのハイレベル本。ちょっと高度ですが、トライしてみては?
- ◆医療の巨大転換(パラダイム・シフト)を加速する 江部康二 夏井睦共著 (東洋経済新報社)
-
従来の常識にとらわれない糖質制限と同様、「傷を消毒しない」という画期的治療法である「湿潤療法」を提唱している夏井睦先生との対談本。「面白かった!」という声もあれば、「もっと書いてほしかった!」という批判もあるのがお二人ならでは。
- ◆糖質オフのダイエット弁当 江部康二 大庭英子共著
-
- ◆糖尿病の新常識 糖質ゼロの食事術 釜池豊秋著
-
- ◆食べても太らない! 「糖質ゼロ」の健康法 釜池豊秋著
-
- ◆糖質制限・糖質ゼロのレシピ集 釜池豊秋著
-
- ◆糖質制限食のススメ 山田悟著
-
- ◆北里研究所病院 Dr.山田流「糖質制限」料理教室 山田悟著
-
- ◆外でいただく“糖質制限食” 奇跡の美食レストラン 山田悟著
-
- ◆老けたくないなら「AGE」を減らしなさい 牧田善二著
-
- ◆糖尿病はご飯よりステーキを食べなさい 牧田善二著
-
- ◆糖質オフのパスタ パン ピザ 牧田善二著
-
- ◆糖尿病は「生もの」を食べなさい 牧田善二著
-
- ◆白米中毒 白澤卓二著
-
- ◆2週間で効果がでる! 「白澤式」ケトン食事法 白澤卓二著
-
- ◆100歳までサビない生き方 白澤卓二著
-
- ◆「砂糖」をやめれば10歳若返る! 白澤卓二著
-
- ◆僕は老けるのをやめた! 白澤卓二著
-
- ◆間違っていた糖尿病治療 大櫛陽一著
-
- ◆100歳まで長生きできるコレステロール革命 大櫛陽一著
-
- ◆インスリンも薬もやめられた! すごい糖尿病治療 荒木裕著
-
- ◆「うつ」は炭水化物をやめれば薬なしでよくなる 荒木裕著
-
- ◆ご飯は半分にして肉でやせる 肉食健康ダイエット 荒木裕著
-
- ◆「女性の脳」からストレスを消す食事 溝口徹著
-
- ◆アレルギーは「砂糖」をやめればよくなる! 溝口徹著
-
- ◆脳から「うつ」が消える食事 溝口徹著
-
- ◆薬がいらない体になる食べ方 溝口徹著
-
- ◆がんになったら肉を食べなさい 溝口徹著
-
- ◆脳から「うつ」が消える低糖質レシピ 溝口徹 大柳珠美共著
-
- ◆美しくなりたければ食べなさい 姫野友美著
-
- ◆心療内科に行く前に食事を変えなさい 姫野友美著
-
- ◆成功する人は缶コーヒーを飲まない 姫野友美著
-
- ◆30分で作れる「糖質オフ」おうち定食 大柳珠美著
-
- ◆糖質オフの野菜たっぷりごちそうレシピ 松木一浩著 大柳珠美監修
-
- ◆おやじダイエット部の奇跡 桐山秀樹著
-
- ◆糖質制限 なでしこダイエット部の大逆転! 桐山秀樹著
-
- ◆糖質制限 おやじダイエットハンドブック 桐山秀樹著
-
- ◆糖質制限男女50人の奇跡の物語 桐山秀樹著
-
- ◆糖質革命 櫻本薫 櫻本美輪子共著
-
- ◆医師も実践している子供が丈夫になる食事 櫻本美輪子 定真理子共著
-
- ◆肉食女子の肌は、なぜきれいなのか? 森谷宜朋著
-
- ◆栄養医学ガイドブック 柏崎良子著
-
- ◆糖質オフのフレンチごはん 三國清三著
-